片山真一です。
音声はこちらです。
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今回は、本当にあったカルト教団という話で、洗脳のプロセスについてお伝えしていきます。
洗脳って身近にあるので、カルト教団って身近に結構存在するので、そういうところに洗脳されて、私、洗脳なんかされませんと思っているかもしれないけれども、今そういう教団に入っている人って、みんな初めはそう思っているんです。
なので、一応予備知識として、何かあった時のためにお伝えしておきます。
洗脳のプロセスがわかっていれば、洗脳されないで済みますので、ぜひ、これを聞いてください。
『本当にあったカルト教団』という、これはタイトルなんですけれども、実際に僕は、本当にあったカルト教団を知っていたりするのでいくつか。
そのへんのことも踏まえてお伝えしていきます。
洗脳のプロセスというのは、非常にシンプルです。
本当にシンプル。
まず、いい人が来ます。
すごいいい人が、教団の人たちが来ます。
教団に限らず、マルチの人とかもそうです。
マルチビジネスの勧誘とかしてくる人って、すごいいい人なんです。
いい人なので、一緒に遊ぼうとか言われて、遊びに行ったりするんです。
これは教団もほぼ同じような感じです。
今度集会があるから来ない、とか言って。
今度みんなでご飯食べる、試食会があるから来ないとか、誰々のパーティーがあるから来ないとか言って、すごいいい人なんです。
それですごい信頼させます。
心が通じた頃に何が起きるかというと、その人のこと、要するに洗脳したい人のことをめちゃくちゃ悪く言ったりして、その人が無価値観、私には価値がないとか、無力感を感じるようなことをいっぱいします。
もう一気にします。
その時に、長時間かけてやってしまうとその人が逃げてしまうので、その時に一気にやります。
たとえばDVとかをする、DV男にはまってしまう女性っているじゃないですか。
そのDV男っていうのは、その時に一気にたたみかけるんです。
普段はすごい優しいけれども、怒った時にめちゃくちゃ酷いことをするというのがDV男です。
普段から酷いことをして、優しくしていなかったら、女性だって逃げてしまうわけですから、普段は優しいんです。
でもその時に、怒った時にすごい酷いことをする。
カルト教団だと、これはけっこうあります。
なんかこの教団おかしいとかなった時に、その雰囲気とか、そのことを言ったりすると、後で呼び出されて、ぼこぼこに言われるわけです。
しかも一対一じゃなくて、複数人対一人で密室で行われます。
密室で行われるというのがミソです。
絶対に逃がさないような環境で行われます。
あと、寝かさないというのもあります。
カルト教団だと本当に寝かさないで、というのが結構あります。
なんで寝かさないのかというと、要するに思考が働かなくするんです。
この教団おかしいとか、この人たちちょっとおかしいという思考が、もはや働かないような状態にしてしまうんです。
そのために寝かさなかったり、すごい歩かせたりとか、肉体労働をめちゃくちゃさせたり、食べさせなかったり、オウム真理教なんかは変な装置を使っていました。
装置を使ったりとか、密室に閉じ込めて、そこで昔のブラウン管テレビの砂嵐を延々に見させ続けるとか、あるいは教祖様の教えを延々に見させ続けるとか、そういうことをします。
そうすると顕在意識がおかしくなってくる。
変性意識状態になってしまうんです。
そうなったところで、頃合いを見て新しい価値観を植えつけます。
相手が、私が悪かったとか、私が間違っているんだというふうに思って、気力がなくなったところに、新しい価値観を植えつけるんです。
たとえばDV男だったら、女は男に絶対服従するものだとか、そういうことを植えつけるわけです。
いつの時代だって感じですけど、そんなことあるかと思うんですけど、でもそういう状態になってしまうと、その考え方を採用せざるを得なくなってしまうんです。
そういう考え方を採用せざるを得なくなってしまいます。
そうすると、その考え方はわかった、私が悪かったです、今度から服従します、と言うと、男はまた優しい男性に戻って、女性の方は安心する。
だから恐怖から解放されるために服従するんですけれども、その安心感があると、そのギャップで、この人またすごいいい人というふうに思ってしまうわけです。
あるいは、カルト教団だったら、よくあるのは、親は足を引っ張るから縁を切れとか言います。
親は足を引っ張るから縁を切れ。
だから要は、親の影響を普段受けていると、その教団はおかしいんじゃないかというふうに親から言われるわけです。
そうすると教団から逃げて行ってしまうので、親の方を切らせるということを、よく言ったりします。
あとはよくあるのは、お金は汚いとか、浄化のためにお布施をしろとか言うんです。
お金は汚いから、あなたは汚れているから、お金持ちの人だと、お金をいっぱい持っていて汚れているから、その浄化のためにお布施をしろとかよく言います。
お布施をして、教祖様はめちゃくちゃ金を持っているという。
X JapanのToshiの洗脳騒ぎってありましたけれども、XのToshiさんは、15億ほど取られたみたいです。
そういうふうに、お金は汚いから浄化のためにお布施をしなさいと言って、教祖様は好きなものを買っているわけです。
そういうふうに新しい価値観を植えつけて、自分に都合のいい価値観を植えつけてきます。
このプロセスです。
もう一回まとめると、要するに、すごい初めは信頼させてきます。
マルチの人みたいに。
すごい信頼させてきます。
その後、相手を無価値観、無力感にするために、みんなで暴言を吐いたり、DV男はDVをしたり、寝かさなかったり、すごい大変なことをするわけです。
そうすると、相手の方が、私が間違っているとか、思考が働かなくなってきて、相手を疑うということがなくなってきてしまうんです。
そうなったところで新しい価値観を植えつけます。
要するに相手の方が私より上ということを認識した状態で、私が下で相手が言っていることが崇高だみたいになったところで、新しい価値観を植えつけてきます。
教団だったら教団に対してすごく都合のいい価値観を、DV男だったらDV男にとって都合のいい価値観を、オレオレ詐欺の人だったらオレオレ詐欺の人にとって都合のいい価値観を。
オレオレ詐欺って、新入社員は教育する必要があるので、その新入社員を、よく昼間のゲートボール場とか、金持ちがいるゴルフ場とか、アフタヌーンティーを楽しむ老人たちがいっぱいいるような喫茶店とかラウンジとかに連れて行って、ほら、俺たちが払った税金で金持ちたちは優雅に暮らしているとか、このお婆さんたちはアフタヌーンティーを毎日飲んでいるんだぜとか言うわけです。
それだったら、彼らからお金を取るのは世の中のためだとか言うわけです。
こうやって聞くと、そんなことあるか、と思うんですけれども、そういうふうに私が間違っていると思わされている状態でそれを聞くと、すんなり受け入れてしまうんです。
これが洗脳のプロセスです。
信頼させて、相手の価値をめちゃくちゃ落として、変性意識状態に落とし込んで、新しい価値観を植えつける。
そうするとめちゃくちゃ優しくなって、安心できる関係にまた戻るということです。
これが洗脳のプロセスです。
本当に気をつけてください。
はじめはめちゃくちゃいい人なんで。
そのいい人も、別に自分が悪いことをしているとは思っていないんです。
オウム真理教で、人殺しのことをポアとか言っていたんですけれども、殺している人も、本当にいいことをしていると思っているんです。
この人は今世では報われないから、生まれ変わらせてあげようと思って殺すんです、酷い暴力をふるって。
だからその人自体は悪い人というわけではないんです。
本当にいいことをしていると思ってやっているから。
それが本当に質が悪いんです。
こういうの、本当に気をつけてほしいと思います。
気をつけてほしいと言うのは、僕の身の周りにも結構いっぱいいたからなんです。
たとえば、若くしてお金がいっぱい入ってきた人って、僕の周りにいっぱいいるんです。
やっぱりこういう仕事をしていると。
20代で何億も稼ぐ人とか、何千万レベルだったら、もういっぱいいるし。
そういう人って、要するによくあるパターンが、お金は稼ぎました。
お金は稼いだけれども、その後どうしようという感じになってしまうんです。
けっこう鬱状態になってしまう人とかもいます。
そうなってくると何が起きてくるかというと、私、何のために生きているんだろうとなってしまうんです。
要するに先ほど言った、無力感とか無価値観とか、そういう感じになってきてしまうんです。
そういう状態の時にいい人が来て、さらに無力感、無価値観に追いやり、新しい価値観を植えると、けっこう簡単に洗脳されてしまうんです。
それでお布施をする。
お布施をしてすっからかんになってしまうという。
あとはお金が無くなってしまったら、時間をその教団のために使うという、そういう感じの人たちが結構いっぱいいます。
僕は何人も見ています。
あるいは、これから夢を叶えようと思って一生懸命やっていこうという人もそうです。
一生懸命やっていこうという人も、同じように変な洗脳をされてしまって、お金は取られないけれども、時間をいっぱい取られるとか、世界平和のためにここでボランティアをしなさいとか、言われるわけです。
あなたが今、夢とか希望とかを叶えたいんだったら、ここでボランティアをしなさいみたいなことを言うわけです。
いや、嫌です、とかと言うと、後から呼び出されて、みんなからぼこぼこに言われて、変異性意識状態になったところで、新しい価値観を植えつけられるわけです。
個人の夢なんていうものは、エゴでしかないから、もっと公の夢を描きましょう。
そのためにはみんなでこの教団を盛り上げていくことが最高なんです。
世界平和は最高なんです。
世界平和は確かに最高なんですけれども、この教団を盛り上げていくことが最高かどうかは、それはわからないです。
でもそういうふうに洗脳されていって、おかしな方向にいってしまう人というのも何人も見てきました。
本当にそういうことは、生きていたら何回かそういう機会がある人もいると思います。
僕は何回もそういう人は会っています。
誘われることもちょいちょいあります。
でも騙されると言うとおかしいですけれども、そういうふうに変な方向に洗脳されてしまった人って、今言った人たちって、みんなもともと僕の仲間だったんです。
仲間だし、僕はいまだに好きですし、彼らのことは。
いまだに好きだけど、今は連絡を取ったりはしていないんです。
どうもこうも連絡取りたいとも思わないし、連絡しようと思っても、外部からは多分もうつかないと思います。
でもすごい目をきらきらして輝かせていたような、これから起業して頑張っていくんですという、すごいいい仲間だったりとか、あるいはもう既に成功していて、本当に面倒見がよくて、いろいろな人に起業のアドバイスをしたりとか、人生相談に乗っていた兄貴分みたいな人とか、そういう人が変な方向にいってしまうのが、見ていてすごい悔しかったんです。
すごい悔しかったです、あの当時というのは。
僕はその洗脳のプロセスとか、そういうのはいらないなと思っていました。
その人の人生そのものをおかしな方にいかせてしまうし。
だから僕もその仲間には、まだ洗脳完了する前には、時々言ったりはしていたんです。
もっと自分の人生を生きた方がいいんじゃないのとか。
いろいろな世の中、いろいろな世界があるから、いろいろな世界を見た方がいいんじゃないのとか、知見を広げた方がいいんじゃないのとか、言っていました。
そういうことを言ってきたんですけれども、やっぱりそれでも洗脳されてしまう人は洗脳されてしまって、それで幸せになっていればいいんですけれども、たとえば家族を連れて教団に入って、いつもはにこにこ笑っている奥さんが陰では泣いているとか。
そういうのとかはすごい酷いと思って見ていました。
すごい元気で溌剌としていた仲間が、すごい死にそうな顔になっているとか、いつも疲れた顔をしていて、本音ではここから抜け出したいんだろうなという人とか、そういう仲間をいっぱい見ました。
いっぱいというのは本当にいっぱいです。
100人以上のことを言っています。
だからすごい悔しかったです。
自分が彼らのことをどうにもできないということが、すごい悔しいと思っていました。
すごい可哀そうだったし。
そういう彼らを見ていて、僕は本当に思ったんです。
僕はその頃というのは、もう何年も前の話なんですけれども、全然彼らに対してしっかりした彼らの価値観をいい方向に持っていくような、変な洗脳じゃなくて、いい方向に持っていけるようなことを、説得力を持って言ってあげる力がなかったので、僕はあの時に思っていたのは、そういういい人たちいっぱいいますよね、世の中に。
いい人が変な人に騙されることなく、本来の自分の人生。
本来の自分の人生です、誰かの人生じゃなくて。
誰かに植え付けられた価値観じゃなくて。
本来の自分の人生を自信を持って、無価値観じゃなくて、自信を持って生きられるような世の中を作りたいというふうに、本当に心底思いました。
仲間のことがすごく残念な気持ちで、僕は悔しかったので、彼らのようないい人が、なんで騙されてしまうんだと、なんで変な方向に行ってしまうんだと、そういうふうに思っていました。
だから本当に彼らのような人が、自分の人生を自信を持って生きられる世の中を作りたいなんていうふうに、非常に強く思いましたし、今でも思っています。
なんでそもそも自分の人生を生きられなくなってしまうのかという、そういう変な教団とか変なマルチに引っ掛かる人もいれば、同じような環境にいても引っ掛からない人もいるわけです。
僕も同じような環境にいたわけですけれども、全然洗脳とかされなかったわけです。
なんでかというと、大切なのは本当の自分というのを確認しておくことなんです。
本当の自分を確認しておくこと。
本当の自分の声を聞けるようにしておくこと。
聞くというとなんか変だけれども、感じられるようにしておくことです。
インナーボイスと言ったりしますけれども、それを感じられるようにしておくことです。
『7つの習慣』という有名な本がありますけれども、あれを書いたのがスティーブン・コヴィー博士。
第8の習慣が一番大事だと言うんです。
7つの習慣がすごい売れたのに、一番大事なのは第8の習慣で、第8の習慣さえできていたら、あとの7個はどうでもいいと言っているんですけれども。
そのスティーブン・コヴィー博士の、何百万だかの講座を受けに行った方がいて、最上級の講座です。
そしたら7つの習慣はもうどうでもいい、一番大事なのは第8の習慣である。
第8の習慣は何かというと、インナーボイスだと言ったんです。
インナーボイスというのは、要は心の声。
本当の自分の声。
内なる自分の声です。
これを聞いておくのが一番大事だというふうに、スティーブン・コヴィー博士は言っているんです。
それと同じ話です。
これがめちゃくちゃ大事なんです。
だからこそ、そのための習慣というものをぜひつけてほしいと思います。
インナーボイスを感じられるように、聞けるようにするための習慣というのを、ぜひつけてほしいというふうに思います。
瞑想とかもすごくいい手段です。
瞑想も環境が大事ですから、変な環境だと変な声を拾ってしまうし、変な話ですけれども、これは。
なので、瞑想をするんだったらしっかりと周りが寝静まっている時とか、あとはやる場所もごちゃごちゃした所だとよくないので、ごちゃごちゃしていない所でやってほしいと思います。
あとはノート内観とかもあるので、いろいろな内観があるんですけれども、そういうのもぜひ実践してやっていってほしいと思います。
とにかく大切なのは本当の自分を確認しておくことです。
それさえできれば、変な教団に引っ掛かることはないし、変なマルチに引っ掛かることはないし、変な人に引っ掛かることもないし、DV男に引っ掛かるとか、そういうこともなくなります。
本当にそういうのがなくなってきます。
自分の道を、自信を持って生きていけるようになります。
初めから自信満々はなかなか難しいかもしれないけれども、でも自分の道というのをこっちの方向だという、確信感を持って生きていくことができるようになります。
不安があっても進めるようになります。
そうしたら自分が本当に生きたい人生というのを生きられるようになるので、ぜひ習慣をつけていただければ、本当に喋った甲斐があると思います。
今回は洗脳のプロセスについてお伝えしてきました。
本当に僕の実体験をもとに、お伝えしていきましたけれども、お役に立てれば幸いでございます。
ご清聴ありがとうございました。
洗脳のプロセスを、今言いましたので、特に無価値観を与えてきたりとか、あなたは間違っているとかという暴言というのを、みんなで多勢に無勢みたい、みんなで囲って言ってくるとか、そういう人のことは本当に気をつけてください。
もう、いいです、いい人じゃなくても。
お前むかつくと言って、その場から立ち去ればいいですから。
そういう人も何人も知っています。
囲まれたけれども無事生還した人というのも、仲間にはいます。
あなたにはあなたの価値観があるけれども、私には私の価値観があるんですと、ばあんと机を叩いていっちゃうとか、かっこいいです。
あなたには絶対に価値がある。
生まれてきたこと、生まれてきたというのは絶対に価値があるから。
価値がないことなんて絶対にないんです。
偶然生まれてきたんじゃないんです。
そんな変なことを言わないでくださいと思うかもしれないですけれども、偶然生まれてきたわけではないんです。
生まれてきたからには、絶対に理由があるし、価値が必ずある。
あなたには絶対に価値があります。
あると言ったらあります、僕らが生まれてくる時には。
鉄拳さんというお笑い芸人さんがいます。
鉄拳さんが書いた人が生まれてくる時の絵本があるんですけれども、あれとかを見たらすごい伝わってきます。
めちゃくちゃ自分が、たくさんの可能性というものの上に立っている、人間であるということが分かると思います。
要するに僕らはお母さんのお腹の中で、競争するわけじゃないですか。
競争していって、一番に辿り着いたわけです。
お母さんの卵子のところに。
という絵本なんですけれども、それがすごい感動的に書いてあるし、すごい競争率を勝ち抜いてきた僕らなので、勝ち抜いてきたというか、絶対に生まれる理由があって生まれてきているんです。
絶対に生まれる理由があるということは、絶対に価値があるので、聞いてくださっているあなた、絶対に価値があります。
だから無価値観を植え付けてくる奴、お前なんかくそだとみたいなことを言ってくる奴、そんな奴の言うことは聞かなくてもいいです。
もういい人なんかやめて、うるせえって言ってそいつと縁を切る。
縁を切るといっても親じゃないですから。
変なDV男とか、変なカルト教団の奴とか、変なマルチの奴とか、うるせえって言ってどこかに行ってしまえばいいですから。
絶対あなたには価値がある。
生まれてきたということは。
ということをまず強く信じてください。
そして自分の心の声、インナーボイスというものを感じられるように、ぜひ習慣化をつけていただければ幸いでございます。
では、今回は以上です。
ありがとうございました。
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